第15回九州パワーアカデミー研究部会シンポジウム

開催時期 令和6年11月8日(金)
ジャンル 令和6年度

【報告概要】

令和6年11月8日(金)14:40~16:10 都城高専とオンラインのハイブリッドで「エネルギー変換材料と研究者への道」と題して、シンポジウムを開催した。今回はエネルギーに関するお話に加え、学生向けの講演を意識して、キャリア教育的な要素も講演内容に含んでいただいた。詳細は以下の通りである。

1. 荒木 秀明 氏(長岡高専) 14:40〜15:25

「未来を切り拓く新素材:Cu2SnS3系薄膜太陽電池の発見と次世代エネルギー変換への挑戦」と題して、ご講演いただいた。地殻に豊富で毒性のない元素からなるCu2SnS3太陽電池の第一人者として、さまざまな材料探索を行なってきた中で、Cu2SnS3を太陽電池材料として見出した経緯や効率向上を行なってきた技術紹介などをご説明いただいた。また、学生時代の躓きから教員になるまでのお話にも触れていただいた。

2. 青野 祐美 氏(鹿児島大学) 15:25〜16:10

「光ー力学的エネルギー変換材料を見つけるまで」と題して、ご講演いただいた。Si材料をベースに行ってきた研究の流れから、近年は同じIV属元素である炭素系材料について、光誘起変形能の解明についての研究を行っており、光アクチュエータとしての省エネデバイスの開発を目指した研究についてご紹介いただいた。また、大学院生時代において飛び級を行ったお話にも触れていただいた。

 

参加者内訳:教員3名、学生14名、企業8名 計25名